「どしても幸せになってしまう社会デザイン」を考える資料として、現在の政党の考えを探ってみます。
自由民主党
立憲民主党
公明党
日本維新の会
国民民主党
日本共産党
れいわ新選組
社会民主党
教育無償化を実現する会
参政党
ホームページに載っている各党の綱領・理念を一瞥してみました。
理論的なのが、公明党・共産党、のように見受けました。
他の政党の綱領・理念は、思い付きの様な印象を受けました。その綱領・理念が出てくる背景が分かりませんでした。
公明党・共産党の綱領については、
理論的構成の綱領である公明党の綱領には、「人間・人類の幸福追求を目的」と、明記されています。もっとも根源的な理念だと思います。ただ、何が幸福なのか、についての踏み込み、詳細が不明なのが残念に思いました。
また、公明党の綱領・理念と、日蓮の仏法、の関係性がどうなっているのかを検討していかなくてはならないように思われます。
共産党の綱領の結論として最終頁に掲載されている「社会主義・共産主義の社会をめざして」については、本来目的ではなく、手段であるはずです。国民(全世界)の幸福を成立させるための手段の一つに過ぎないと思いますが、それが逆立ちして、目的の様になっている気がしました。
共産党の理念のベースになっているマルクスの思想自体にも同様の難点があるように思えます。
(マルクスも幸福の構成要素の感情の健康に対しての洞察が薄いように思えます。)
ケインズが「孫たちのための経済的可能性」で述べているように、「全国民が生活するには充分な環境を持った場合、強欲で搾取しようがそんなものは関係なくなる、そんな人は病気と思われる。」という究極の社会迄を射程に入れて考えるべきだと思う。
その状況で、社会主義だろうが共産主義だろうか、意味が亡くなる。
「幸福の方程式」に絡めて、考えるに、公明党・共産党も含め、全政党の綱領・理念は「肉体の健康」(経済の豊かさ)にのみ重きをおき、「気持ちの健康」にまで届いてないように思えます。
今後、各党の綱領・理念の詳細を見ていきたいと思います。可能なら、各党の綱領・理念の代案迄提案できたとすれば、上出来といえると思います。
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